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憂国のモリアーティのめるのレビュー・感想・評価

憂国のモリアーティ(2020年製作のアニメ)
3.7
えっ!モリアーティが3人…!?


シャーロック・ホームズの派生作品は多々あれど、モリアーティ側からは新鮮だったので配信開始時から追いかけて視聴。

ウィリアム、アルバート、ルイスの3人で、アルバートは元々貴族のお坊ちゃんだけど兄ウィリアムと弟ルイスは孤児院出身。
それでも3人には共通した思いがあり、それを叶えるために犯罪を起こさせる。
自分たちが手を汚さないように犯罪をするよう仕向けるのが凄いし面白い。

話もそれなりに凝っていて、絵も美しくて建物の内装や食器は目を見張る。

ただ構成としてはもう少しシャーロック・ホームズが出てくるのを遅くしてほしかったかも。
モリアーティの世界観に浸っていたのにわりと早めにホームズが出てきたから、途中から普通のホームズ作品に感じてしまった。
1クール最終話にドンッって出てきたら「ついにキターーーッ!!」って興奮したと思う。

ホームズがホームズらしくないのは、モリアーティと対比するためと考えれば納得もいくかな。光と動のホームズと闇と静のモリアーティ。

あと、SHERLOCKのホームズとワトソンは現代だから名前呼びしてるけど、この時代は名字呼びの方が違和感ないよね。(細かい)

2クール目も楽しみます!
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