このレビューはネタバレを含みます
情熱の国ドレスローザ。
一見みると、おもちゃと人間が仲良く暮らしている平和な国。だがこの国には光と闇があった。
実はこの国では世界へ武器を流す裏取引が横行し、また"スマイル"という悪魔の実を闇のブローカー達に流していた。
それを取り仕切っていたのが国王、兼王下七武海のドフラミンゴ。
かつての王族、リク王を操り、国民から失望させ、失脚させたのだった。
また、国民をおもちゃに変え、周囲の人々から記憶を消して無理やり労働させていた。
リク王の孫にあたるレベッカは、剣闘士としてコロシアムに出場するが、孫というだけで酷い差別を受ける。
コロシアムではドフラミンゴ率いるドンキホーテファミリーが主催し、互いに殺しあうのだが、今回の副賞はなんとメラメラの実。
ルフィはエースの形見でもあるこの実を何としても手に入れたくて決闘に参加。
決勝までのぼりつめるのだが、なんと出場前に死んだと思っていた兄弟サボに出会う。
いつの間にか革命軍参謀隊長になっていたサボ。ルフィの目の前に現れたのだが、感極まって涙するルフィにこちらも涙止まらず。
"生きててくれて、ありがとう。"
そのセリフはきっとルフィが言いたかったはず。。
そしてドフラミンゴの過去からは、闇を感じずにいられないくらい過酷なものだった。
元天竜人だったが、父は聖地マリージョアを離れ、普通の人間として生きる事を決意。
しかし、現実はそうも簡単には上手くいかず、一家は天竜人として吊し上げられ、恐ろしい仕打ちを受ける。民衆意識の恐ろしさを感じた。
ドフラミンゴが行った事は決して許される事ではないが、彼は父を殺め、実の弟まで手にかけて、壊れた心はもう止まらなかったのだと思う。
ルフィは大会出場者たちの力を借り、ドフラミンゴを倒すチャンスを得て、また冥王レイリーのアドバイスから会心の一撃を繰り出す。
ドフラミンゴから離れたドレスローザ。
平和が戻る。
全てが終わり、エースのように、弟を頼むと去るサボ。その様子を見てゾロもサボがルフィの事をよく理解しているのだと思ったのだと思う。
この一件を機に、麦わら海賊団は一気に懸賞金が上がる。次はゾウを目指す。
今回出てきたバルトロメオが最高に好きになってしまった。
ルフィ先輩!ゾロ先輩!ロビン先輩!言うたびにあー分かる分かるって思った!!笑