記録
家族が漫画全巻揃えて読んでいるので時々そっちで補完したりしてるけど、概してアニメは無駄に長々と描きすぎて見るのしんどい部分もあると感じる。WIT STUDIOで再アニメ化することが発表されたけど、ファンにとってもそのニーズはあると思う。そうするからには、シャープでソリッドなスピード感ある作品が出来上がることを期待したい。とはいえ、ここまで東映アニメーションと共に来たので原作漫画のラインは引き継き最後まで宜しくお願いします。
長いだけあり、情報量も豊富。特におでんの旅を振り返る形で、在りし日のロジャー海賊団、白ひげ海賊団が交錯し、ロジャー一行がラフテルへ到達する時代を、これまでは幻影のようにチラ見しかできなかったのが、ある程度の時間をかけて通してじっくり見れたことで、色々とつながってきたことを感じる。それはドキドキする体験であると同時に、この物語の終着点がそう遠くないうちに来るという予告のようでもあり、このシーズンで得た知識を土台にして終幕へ向けての滑走が始まったような気もする。
特に1088話「ルフィの夢」は、エースの言っていた「夢の果て」という言葉の意味が、ただの言葉遊びではなく、ちゃんと意図されたセリフだったことに気づき、背筋がゾワーっとする。
夢でなくて、夢の先にある果て、なんですよ!海賊王になる!って少年漫画の王道みたいに、悪い言い方をすれば馬鹿の一つ覚えみたいに、繰り返される言葉が、てっきり、はいはい、海賊王ね、良かったね、ルフィの夢実現!で終了みたいに錯覚していたけれど、かつてロジャーが語り、シャンクスがルフィによって繰り返されるのを聞き、おでんの日記を通じてヤマトが知り、さらにエースがヤマトに語って循環した、その言葉、海賊王になる、のさらにその先の「果て」を最初から見据えていたんですか!その上で積み上げてきた世界だったのか!と思い至った時、本当に改めて背筋がゾワー!
ゾロに関して、ずっと疑問だった謎が解けたことも良かった。
スリラーバークで、リョーマのゾンビと対峙した時に、侍に興味が湧いたというセリフに、彼の故郷は日本じゃないの?日本じゃないなら、和の文化をどこか別の場所にくっつけてしまったのかと違和感があったのだけれど、ワの国からの移民が文化を伝え子孫により伝統が維持されていたということだったので、やっと納得した。
歴代の刀についても、刀工を含め、すべて理解できる説明がつきスッキリした。
905話
お玉奪還 激闘!ホールデム戦!
ホールデムをやる時のルフィが、お玉の目にエースの姿が重なるのが切ない。
とにかくエースの思い出が全て切ない。
ルフィも上半身裸でエースっぽく見せてるのも良い。
908話
お玉奪還 激闘!ホールデム戦!
ルフィ
俺たちがこの国を出る時には
お前が腹いっぱい食える国にしてやる
エース
俺たちがもう一度この国に来た時には
お前が腹いっぱい食える国にしてやる
お玉の中でルフィがエースに重なる。切ない。
それと、お玉が可愛すぎて、もうヤバいです😊
子供時代と、可愛いお茶目な動物の描き方が本当に天才的だと思う✨