いめーじ

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期のいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

海外から訪れた若者が集団主義の同調圧力に取り込まれる和製ミッドサマー。

侑ちゃんが完全に「You」じゃなくなっちゃった…。まぁキャラとして確立していたから全然いいんだけどさ。

嵐珠は顔もスタイルもファッションも性格も最高。
かすみんかわいすぎ。
果林も良かった部類。
こいつらに関しては最高さ。

個の尊重やポジティブな作風を貫く姿勢が徹底しすぎて、価値観の衝突っぽいことになってもコミュニケーションになっていないというか…当たり障りのない展開ばかりでシンプルにつまらん。

せつ菜の正体バラシから作品テーマを取り違えてる感じがしていて、最終話に璃奈ちゃんボードを外す展開を無理矢理やっていたことからも、結局は偽りのない自分をさらけ出すみたいな正解の形が決まっちゃっているんだろうな〜って感じ。1期のしずく回とほぼ同じだし、隠していることがネガティブだとは思えないから全然しっくりこなかった。

栞子や嵐珠の説得シーンは押し付けがましい宗教の勧誘みたいな一体感があり、個性の尊重を謳いながらもメンバーの個性を感じられないギャグ状態。

全員が型に収まっていないと気が済まない(ようにしか見えない)同好会の圧はホラーだよ。

1話のライブ以上に嵐珠が輝いているシーンを作れてなかったのは皮肉だねえ。
なんなら作品全体で一番凄いシーンだった。
だからこそ嵐珠もミアも今までの活動を言い訳のように扱ってしまったのもモヤる。
完全ソロは集団に劣るかのような価値観が根底にありそうで意味不明。
ソロもユニットもグループも引き立てているようで実際はバランス悪いと思う。

作曲*Lunaで嵐珠ソロ曲の『Eutopia』は言わずもがな、EDの『夢が僕らの太陽さ』も名曲。
作詞作曲tofubeatsの栞子ソロ曲『EMOTION』も良かったけど、ボーカルが真っ直ぐすぎてトリッキーな曲と少し合ってない感じがして惜しいなと思ってしまった。

俺はラブライブを楽しめなくなってしまったのだろうか…
いや、これはマジで駄作。曲と一部キャラのかわいさにだけ加点してる。