おときち

体操ザムライのおときちのレビュー・感想・評価

体操ザムライ(2020年製作のアニメ)
3.9
ワイルドスピードォー!

ここ最近やるようになったアニメ制作会社から選んで視聴、というかMAPPA鑑賞。
今回は『体操ザムライ』。うーん全く知らなかったけど、最終的に「やはりMAPPAすげー」ってなった。

「努力・友情・勝利」は少年ジャンプか。
オリンピックメダリスト(しかも銀と銅の2回!)であるが、スランプに陥ってる体操選手、荒垣城太郎(29歳)を中心に、その家族や仲間たちの奮闘を描く物語。
家族愛あり、友情あり、それこそ努力あり、と王道のスポーツアニメではあるが、レオナルドやBB(ビッグバード)、あゆ、キティ・チャン、ブリトニーなど個性豊かなキャラクターも盛り沢山。いろいろ唐突だったりするけど、シュールで面白い。

そして体操の演技シーン含め作画が流石のMAPPAクオリティ。
ゾンビランドサガを経過した自分には玲(レイチェル)のキャラデザも可愛いく見える。いや、可愛いのは可愛いんですが、この城太郎の娘である玲ちゃんが良い子すぎてちょっとつらい。


一人ひとりの背景はもう少し厚みがあってもいいかもしれないけど、「こういうことかな?」と想像で補えるので問題なし。深掘りして2シーズンになるよりは、サクッと1シーズンで終わる方が好みだし、楽しい。


OP・EDも良かったし(「上海ハニー」のカバーって!)、劇中でも「それトップガンだから」と突っ込みたくなる音楽の使い方も良い。これも楽しい。

浪川大輔、小野賢章、梶裕貴、田中敦子に三石琴乃など声優陣も豪華。
吉野裕行が出演しているアニメにハズレなし、というモードが個人的に続いているのだが、今回も当たりでした。


ラストは映画『リトル・ダンサー』をちょっと思い出しました。