このレビューはネタバレを含みます
独立した一作品ではなく、完全に『怪 〜Ayakashi〜』「化猫」の続編となっている。
基本フォーマットは「化猫」同様で、弱者の情念により生まれた物の怪を薬売りが調伏するというもの。「弱者」は女性だけにとどまらず、外国人や同性愛者も描かれる。
唯一本作をミステリとして捉えた小中千昭が脚本を書いた二作が好き。
OPはゼロ年代の“大人アニメ”という感じで、前作のような意外性はなく、落ち着いてまとまっている。
「座敷童子」◯
座敷童子のビジュアル表現がすごい。物の怪をただ倒すだけでなく、受け入れてしまう人間との綱引きが面白い。
「海坊主」◎
クローズドサークルでのフーダニット。二転三転する真実。
「のっぺらぼう」×
ミニマルに進行する面白さは分かるものの、とにかくストーリーに意外性がない。
「鵺」◎
知らないルールのゲームなのにそれが魅力的に描かれる。4人1ターンなのに展開が早く、ゲーム自体でテンポが損なわれることがない。最初に提示した謎多き世界を回収するのも楽しい。
「化猫」△
ホラー演出が面白いが、ストーリーは1話目で想像したものを超えてこないので、3話構成なのが惜しい。容疑者たちは描きたいものが多すぎて、メインテーマと噛み合っていない。
コメントに各話感想。