女の子になりたい男の子・二鳥を中心に性の悩みや思春期の葛藤を温かく描いた作品
幅広い性の悩みや思春期の激しい葛藤が
丁寧に描かれていてテーマは重たいけど
胸にそっと寄り添う素敵なBGMと
温かみを感じる水彩タッチの作画が
作品の雰囲気を優しくふんわりしていた
ギスギスはするけどドロドロしないのも好き
OP.EDがあまにも素晴らしかった
登場人物みんなに感情移入して
だからこそ難しいなぁって感じる
恋愛や友情に悩んだり
性自認について心揺らいだり、
普通なら嬉しい体の成長に悲しんだり、
簡単に答えを出せない悩みに向き合う姿に
考えさせられて胸がじんとする
ブラ線がこんなに悲しい作品は初めて
二鳥が女装して登校した日
保健室に連れて行かれて帰った
その結果は確かに自然なのかも知らんけど
その過程とか葛藤を知ってるから
煮え切らないやるせなさを感じた
でも周りの子たちがみんな優しかったね
それがとってもとっても大きかったね
二鳥の女装がほんまに可愛い
二鳥が自分の友達やったり、
さらには自分の子供やった時
どう接したらいいのか、
どう相談に乗ればいいのか、
応援しようとしてもなにが応援になるのか
ただそばに居て優しくすればいいのか
それが分からなくて難しかった...
でもそれぞれが悩みながらも
少しずつ結論を出していく姿を見ると
こうやって大人になっていくんやなぁって
ちょっぴりの寂しさと大きな胸の温かみを感じた
引っ張るんじゃなくて支えるぐらいでいいのかも
ユキさんの回想に胸を打たれる
これから先、どんなことが待っているのか
どんな結論を出すかは分からないけど
幸せな未来になっててほしいな
OP : ダイスケ『いつだって。』
ED : Rie fu『For You』
