tabi

HUNTER×HUNTERのtabiのネタバレレビュー・内容・結末

HUNTER×HUNTER(2011年製作のアニメ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

現在135話まで視聴済みメモ(全話視聴後追記有)。

漫画は旧アニメ視聴時にグリードアイランド編まで既読。

10年以上前に旧アニメ視聴済→数年前にグリードアイランド編まで視聴→呪術廻戦などの最近のアニメに触れる→キメラアント編

旧アニメの雰囲気は好きだったので一概にどっちが良いとは言わないけど、テンポは確実にこちらが良い。ゴンのヤバさも今作のがわかり易い。

パワーバトルが好きじゃなかったので、能力系バトルの面白さはこの作品で知ったと思う。
観た順番のせいかキメラアント編は渋谷事変なんだと最初は思ったし、実際同時多発的に話が進み1分1秒が重要になってくる状況とかは重なるけど、メルエムが誕生してからこんな結末を迎えるとは想像できなかった。

キメラアントという種族の特性と、人間が取り込まれたっていう流れからかなり共感しやすい話になるとは思ってて、コムギの登場から色んな可能性を考えたけど結局は人間の根底にある感情をメルエムを通して再発見するようなものだった。
ネテロがメルエムを瀕死に追いやった原因がその時点では不快だったし違和感も大きく、この作品もキノコ雲(これでは薔薇)が描きたいだけかと憤りを感じてたから、その終焉はグルっと回って戻ってきたから腑に落ちた。
メルエムとコムギのシーンは過呼吸に近い泣き方をして疲れた。全部イッキ見するつもりだったけど1週間くらい余韻に浸ろうと思う…

追記/
ゴンの物語として区切りよく終わっててスッキリ!‥したはずが今21話まで観てる。
今回キメラアントを観るまでにグリードアイランド編までを3、4周してたけど、初見より毎回面白いが増している。
最終話ジンとの会話が良くて、キメラアントが外来種ってより広い世界を感じさせつつメルエム達への共感がまだ余韻として残ってるのを感じた。
そして改めて悲惨な過去を持つキャラクターの多さにこの作品の中で自分が1番惹かれてるものがあるんだと思う。流星街出身じゃなくても数話しか登場しなかったヤツのエピソードに涙を誘われた事もあった。それがまた最終話のジンやメルエム達の最期の会話に繋がるものがあってなんか感動するんだよな〜。うまく言えないんだけど。
10年越しで観たからキメラアント編の事ばかり語ってるけど、どれが1番とかは選べない。全部良い。
tabi

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