このレビューはネタバレを含みます
子供の頃、夢中になって見たアニメ宇宙戦艦ヤマト。何十年前のアニメだろうか、未だに当時見た記憶は鮮明に残っており、子供ながら衝撃を受けたアニメでした。とにかくメカニックや戦闘シーンがカッコ良かった。その半面人々が命を落としていくことに、衝撃を覚え戦争の悲惨さや命の尊さを思い知らされ、何度も涙した記憶があります。
そんな思い入れのあるアニメのリメイクは素直にうれしい。期待を胸に鑑賞しました。
感想は想像を遥かに上回りました。
「素晴らしい、面白い」の一言でした。
映像美はもちろんのこと、メカニックの細かなディテール、航空機の戦闘シーン、砲弾の着弾シーンなど、現代のミリタリーのリアルさをとことん追及し表現してあると感じました。
また作中の効果音、BGMも当時のまま使われており「宇宙戦艦ヤマト」の世界観が見事に甦り、当時のロマンを再度感じることができました。
ストーリーや、設定は当時のものと、若干違うと思われたが、これはこれで良いと思いました。人類の最大のテーマ「戦争」という問題、大量破壊兵器を手にした人間への警告、命の尊さ、人を愛することの素晴らしさをしっかり表現された内容だと思いました。
やっぱり沖田艦長の最後のセリフ「地球か、何もかもみな懐かしい、、、」は今も昔も心に刺さります。