前半は引き続きの学園編でやや落ち着いた展開ですが、やはりルディが現実世界で持っていた葛藤を異世界の中で少しずつ昇華していく展開が最高です。「兄貴の気持ち」が神回でした。
その後は久々に旅立ちのワクワク感が待っていますが、ルディの旅立ちの決断の前には困難が待っていることが示唆されます。甘くない展開になってこその本作。そこからどう立ち直るのか。ラストは見る人になんとも言えない複雑な感動をくれます。
今回、ちょっと倫理的にどうなのかという展開がありますが、それぞれのキャラの心情の描写を丁寧に重ねていくことで、見ていて違和感のないものになっているのがすごい。それでも生理的に無理視聴者が出てくるのは間違いないと思うので、攻めてるなーと感じます。