いめーじ

ワンダーエッグ・プライオリティのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

殻を破って始まるデスゲーム。
EDが良い。
夢か現実か曖昧で省略の多い構成や悪夢的な画は好みだし、DÉ DÉ MOUSEの音楽もハマる。作画・演出レベルは非常に高い。
学校と家の中と友達と一緒にいる時間とエッグの世界は、それぞれが切り離された別次元の話に見えるほど雰囲気の転換が強烈。

リカちゃんマジで好き。中学生で会いに行けるタイプのアイドルやってたのグロいよ。
ねいる萌えるね。
長々と引っ張る沢木先生のミスリード的な不信感は秀逸だったし、最終的に信じて母の幸せを願ったのは良かった。
アイ個人に関しては充分に描かれていたと思う。

衝動的でブツ切りで支離滅裂な描写が多いけど、あの娘たちはそれでいいと肯定したくなるような、中学生らしさの表現として必然性がある。
でも作品そのものが支離滅裂さを体現しており未完に終わってしまったので、そこはあまり肯定したくはない。
しかし彼女たちの人生はこれからで、未完で終わるからこそ価値があるのだ!と思ったりもしたが、さすがに都合のよすぎる解釈か?