このレビューはネタバレを含みます
頭文字Dの物語で最も危険なバトルに挑んだ男は誰がために走るのか。その男は自分自身と、他者もひっくるめての過去、現在、未来、夢…すべてのためにハンドルを握る。池田竜次の言う通り、北関東最強と言われたカリスマは心のありようが違う。まさに〝パーフェクトヒーロー〟だった。またしても、頭文字Dをここまで読み続けてよかった、観続けてよかったと思える内容、言葉、哲学、演出が盛りだくさんの5thステージ。拍手
あの場面で、あの瞬間に、この期に及んで、「コントロールできる…いい仕上がりだ。さすがだな、松本。これなら行ける。心置きなくギリギリの領域へ」とまず松本へ感謝する精神の強さ、心の広さ、その偉大すぎる人格に涙が止まらなかった…自分はやっぱりただのイニDファン。