うましお

Serial experiments lainのうましおのレビュー・感想・評価

Serial experiments lain(1998年製作のアニメ)
4.2
ネットSFの傑作。
中身のない噂、なりすまし(ありすの秘密をばら撒いたアイツ)、面白いってだけでどんな酷い事もするユーザー……どれも抽象的だけど、現代でも変わらないネットの低俗さを上手く描いてた。「面白ければなんだってやるんだ!なら猿と同じだ!」はリアルに共感した台詞。

キャラクターはみんな個性が立ってて良かったけど、何故か自分は玲音の友達が気に入ってた。麗華と樹莉の二人は若干嫌な奴なのに、ありす、玲音と並んで気に入ってる。
それもあってか、終盤でそれが崩壊していくのはかなり心に来た。孤独のシグナルは玲音の悲鳴なのかも。

最終回のいつだって会えるよ。は、脚本を担当した小中さん曰くありすに向けるか迷った台詞らしいので、自分の脳内ではありすに向けた言葉だと思っておく。あのタイミングで視聴者に話しかける意味もわからないしね。
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