【2019年夏アニメ作品｛全12話｝】
サバイバル＆ミステリー要素が組み込まれたSF作品。
原作コミックは短編(全5巻)だった為、アニメも1クールでほぼ忠実に描かれている。
原作と共に世間の評価は割と高いみたいだが、自分には然程優れている作品だとは思えなかった。
様々な要素が混在してるけど、この短い尺の中でわかり易く、比較的物語を起承転結キレイに纏め上げてる点は確かに評価に値すると思う。
でも正直、この作品を構成する要素に目新しさの様なものは一切感じられない。
このストーリー展開から推察して、そこから色々な作品のオマージュが透けて視えるんだが、ただそれらのパッチワーク的な物語にしか感じられない。
これを斬新とか壮大と呼ぶのは少し憚られる。
何か一つでも明確なオリジナリティが根幹に存在してればいいんだけど…。
ごめんなさい、自分には何一つ感じとれなかったです。
結果として表面的には巧く取り繕ってるけど、要所要所で深堀りできるような重厚感は無く、ただひたすらに物足りなさを覚える。
そして何よりイタいのはギャグ要素。
とにかくサブい、観てて苦痛。
原作者の作風なのか、この古臭いギャグ漫画ノリはキツイし、ハッキリ言って必要無いと思う。
少なくとも自分には徹底的に合わなかった。
ついでに言うと、キャラクターにもあまり魅力を感じなかった。
黒澤さんのキャラデザは基本好きなんだけど、本作ではあまり良さも特徴も無かった印象。
話数的にもサクッと観れるし、展開自体も決して退屈って訳ではない。
総合的に悪くはないアニメだとは思うけど、本作固有の魅力や面白味は全く感じないよね。
まあ平均的といえば平均的って言えるけど、結局それってエンタメ作品としては一番価値を見出し難い。
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[主題歌]
OP
nonoc「star*frost」
ED
安月名莉子「Glow at the Velocity of Light」
[挿入歌]
ユンファ・ルー(早見沙織)「Star of Hope」、「アストラ号の冒険」
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