なべ

リラックマと遊園地のなべのレビュー・感想・評価

リラックマと遊園地(2022年製作のアニメ)
1.0
前作の方が楽しかったです。

商店街の福引で遊園地の招待券を当てたリラックマとカオルさんたちが遊園地でてんやわんやの騒動の一日を描いたという作品。

フィクションなので、現実を忘れるために楽しむものであるため、いちいち目くじらを立てたり、ツッコミを入れてはいけないのですが、とにかくご都合主義ですね。

前回からそうなのですが、カオルさんを筆頭に人間の造作(もとい人形の造形…?)が全体的に「魚」っぽいです。魚が苦手な人は受け入れられないかも… なぜに魚みたいな感じで人間をデフォルメをしたのかをキャラクターデザイン担当に聴きたいです。

魚っぽくないのは、リラックマと仲良しの少年のトキオくんくらい…
カオルさんとは別のもう一人のヒロインであるナカスギランドのアイドルであるスズネがどう見ても魚にしか見えない。魚や半魚人が好きな人間でもない限りネトフリのリラックマシリーズの人形は受け入れがたいです。

そもそもリラックマが日常の一コマを切り取りほんわか、ほのぼのと描いている節があるので、一本のストーリーにしようとすると無理がある。

物語の最後にリラックマとコリラックマがあるものを動かして見せ場を作るのですが、それを見ていて現実の世界に引き戻されるような描写があり、それもゲンナリです。

ツッコミたいところとしては、あれはそんなにバッテリーが持つのかということと、電波が届くのかところと、フィクションといえでもアレが重力に逆らったあんな動きは出来ないだろうということです。

主人公のリラックマが動かしていてもあそこまで重力に逆らうような操作はイカんよ。あの描写は興ざめした。

最終回があまりにもご都合主義なのと、ある機械の現実離れした動きに最後まで観るのが苦痛になりました。

最後にネトフリのリラックマシリーズを通して言えることがあるのですが、組織の責任者はなぜ「オネエ言葉」…?エンタメ業界には、普通の会社で働いたことがある人はいないのかな?それも疑問に感じました。

好きな人には申し訳ありませんが、見ていてとてもつまらなかったので、評価は低くしました。
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