センカン

マクロスFRONTIERのセンカンのレビュー・感想・評価

マクロスFRONTIER(2008年製作のアニメ)
4.3
いくつもの名曲を残したマクロスシリーズ随一のヒット作

十代の頃に放送してくれたことを感謝したい名作のひとつです。歌がホントに素晴らしいし、他シリーズ観てなくても楽しめるので、マクロス初見さんも是非是非観てって欲しい!

ちなみにランカ派です。シナリオ的にシェリル派にブレそうになるけど、12話の衝撃は強過ぎました。「キラっ!」の時の声と表情が良すぎます。特に2回目直前の手を横にスライドさせる時の表情に着目下さい。ホントに無限のリピートしてしまう、正にヤックデカルチャーです。戦争なんかやめちまえ!

最終話も何度見たことか、レビュー書くために見返したら、自然と台詞が口から出てきました。十代の頃の記憶力怖い。
二人の歌姫(マクロス騎乗)に向かって決めポーズしてアルトが飛んで行くシーンは後述するマクロスの主要素が全て込められてて、このアニメの集大成を感じました。

マクロスシリーズといえば「メカ」×「歌」×「三角関係」の基本方程式が公式になってますが、今作は他シリーズと比較してもこのバランスが整ってる。というか全項目が突き抜けています。

メカ要素はマクロスゼロから取り入れた3DCGの活用をとことんまで極め、お得意の板野サーカス(本人関わってないけど)、立体的な戦闘描写を高いクオリティで映像化していました。河森監督が指揮すりゃそりゃ良くなる。バルキリーのデザインは今回も秀逸でしたね。

歌も圧倒的なレベルで、タイプの違う二人の歌姫を擁立させて多くのファンを魅了、中島愛とMay'nの歌唱力もさることながらストーリーにあった作曲は菅野よう子あっての賜物。アニメ界の歌の神様です。ありがたやー

三角関係は特に難易度が高く、初代からして中々良いバランスのトライアングルがなかったのですが、今回は完璧な構図を描いてくれました。歌姫二人とパイロット一人ってそりゃ良いすよね。何で他でもやらんかったのやろ。

ランカちゃんの可愛さだけでもまだ1000字くらい書ける気がするけど、もう書きすぎたので我慢して筆を置きます。ノシ


点数内訳
世界観:4
ストーリー:4
キャラ:4.5
音:5
映像:4
スコア:4.3
センカン

センカン