ボトムズのメカ描写はカッコいいよなー。ありふれた量産ロボを使い捨て、自分で組み立てたり奪ったりしながら戦い続ける。実際の質感がイメージできるサイズのおかげでロボに乗ったまま足元の人間と会話ができるので、リアリティが半端ない。3連レンズとか、アームパンチとか、リアルとは違うんだけど感触が想像できるリアリティに満ちている。
ドラマはまあ、前半は面白くて後半はグダグダ。謎を追う中で徐々に仲間と関係を築くウド編、大勢の思惑が入り乱れる中で謎の組織が見え隠れするクメン編はたまらん。が、いつまでも同じ小競り合いを繰り返すサンサ編、全く話が進まないクエント編を見ていると、諸々の設定って多分前半の時点では無かったよね?という気になるよな。
キリコが異常に強いので敵も味方も徐々に疑念を持ちはじめる展開とか、女とプライドをかけたライバルとの因縁とか、神の後継者になるため銀河中と戦うとか、それが実は神殺しのための演技とか、要素で見るとすごくカッコいいんだよね。でも各話で何も話が進んでないので、なんかいつまでもグダグダ感がすごい。いや前半はホントかっこいいんだけどさ。全体の構成が全然無さそうな行き当たりばったり感。でもそういうダメな感じも含めて好きなんだよね。