第2シーズン、完了。
やはり個人的にはここは『はじめの一歩』シリーズの前半の最大の山場だと思う。
幕内一歩のフェザー級日本チャンピオンもそうではあるが、やはり、ここ、“鷹村vsホーク”善逸。
Jr.ミドル級の世界のベルトに鷹村が挑戦するこの戦いこそ、『はじめの一歩』、いや、鴨川ジムの総力結集戦、そう思える。
コミックでも、TVアニメでも、何度観てもここは震える。
鴨川ジムの顔であり、トラブルメーカーのようにいつも度が過ぎるふざけ加減で騒ぎが絶えず、いつも会長に怒られてばかりの鷹村。
路地で喧嘩してるところをたまたま会長に拾われて始めたボクシング。
そこから鷹村と会長の積年の絆が生まれる。
上の方の階級は今の日本人では相手にしてもらえず、ガタイの良い鷹村は毎回何階級も下のJr.ミドル級まで過酷な減量で体重を落とす。
だけども、それでも、Jr.ミドル級でも、世界チャンピオンの壁は分厚く、高い。
しかし、その千載一遇のチャンスを手繰り寄せ、日本最強の鷹村が世界に挑む。
この戦いまでがシーズン2。もう、とりあえず感無量、最高。
対戦相手のJr.ミドル級世界チャンピオンの“ブライアンホーク”。
こいつがまた途方もない愚劣なヤツだけど、鷹村と同様に野生的な喧嘩センスを持つが故、色んなことに悩まされる鷹村と鴨川会長。
だけど、この2人の、お互いの信頼感。
会長は鷹村の直向きさと豪快さとボクシングセンスを信じ、鷹村は会長の今までの教えを信じている。
それは、今まで、決して2人の間の会話にはなかったが、会話がなくても、彼ら2人の、世界への思いが通じ合い、ファイターとセコンドで“2人で世界のベルトを取りに行く”執念が確実に形のなる瞬間。
これ書いてるだけで、目頭が熱くなる。
普段馬鹿みたいに大騒ぎしてる鷹村の試合前になるたびの厳しい減量生活。
それを、分かった上でさらに鞭を打ちまくる鴨川会長。
この2人と鴨川ジムの連中にしかわからない彼らの悲願。
加えて、日本のボクサーや、ファンの期待を背負って戦う男、鷹村。
まさに“日本の魂”がここに。
とか言って青木がお好み焼きに“アレ”入れたりお約束のハードなコメディもあり、この辺から板垣が加わってより鴨川ジムが活気付き、一歩も日本タイトルの防衛戦を何度か重ねて次のステップへとモヤモヤし始める。
そんな前半の過渡期のシーズン2。
やっぱり面白いわ、これ。
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