このレビューはネタバレを含みます
初見時は一期から10年の時を経たため作画が洗練されて全く真逆の作風に感じた。
OPからして80年代の空気が香り、作画もキラキラとした光が強調される。
ジョーも80年代になるとこんな感じになっちゃうのかーと思いつつ見進めていると中盤から徐々に狂気の片鱗を見せ始め、極め付けは金戦に向けての減量シーン。
血抜きして下剤を飲んでサウナって‥‥!笑 無茶苦茶すぎて爆笑。この辺りから視聴スピードが止まらなくなってしまい一気に制覇してしまった。
いわゆる"出崎演出"は既に完成されてもはやギャグの域に突入しちゃってるけど、そんな過剰な演出が似合ってしまうのがあしたのジョー。
ホセの入場シーンに何故か過剰な3回パンが入るのが面白すぎる。
ハーモニー処理のシーンも冒頭タイトル前・CM前などパターン通りのものも有れば、「え!?ここ??」というシーンにかかることもあり全く予想ができなく見どころが増えた感じ。
ホセ戦の直前のラスト手前のエピソードでは、ジョーと段平が心を通わせる回だったり、ジョーを取り巻く人々が続々と武道館に集結する回だったり、こういう地に足のついた人間描写があるとより一層ジョーのキャラが際立つなぁという印象。
金戦の時はジョーがいまだに段平を「ケンキチ」と罵るシーンがあったり若干距離感を感じてたため、ラストの合宿シーンはより沁みたかも。
一期では消化しきれてなかった葉子・のりちゃんが話に絡んできたのも良かった。
ウルフも胡散臭かったけど最後の最後にお金を返しに来てくれてよかった。
ハリマオ戦要らなくね?って思ったのは内緒。