部分的に面白い要素は割とあるものの、粗も目立つ感じもある。原作のストックは大量にありそうだし、かなり国が動くっぽいのでアニメ化してくれたらしい…(政治アニメという意味では、同じぐらいの時期の作品である「天才王子の赤字国家再生術」と似ているなあと見ながら思っていたけれど、天才王子のほうがアニメとしては上手くまとまっていると思う)。
この作品の面白さは、主人公の君主論に基づいた政治手腕にあると思うので、急にハーレム展開が強くなったり、演出のためか思慮深かった主人公が急にやや浅慮な発言をしたりしたのはやや見ていてノイジーという感じだった。とはいえ、いきなり give a reason歌い始めるのは笑った。
前国王が記憶だけタイムリープしていたという設定は新しく感じて最終話にして魅力が増した。