なんでバズらないのか不思議なくらい面白いアニメ。
烈子はサンリオ史上もしくはレッサーパンダ史上、恋と仕事の修羅場を同時に演じた初のキャラでは。
引っ張りに引っ張ってきた関係がまさかの「花束みたいな恋をした」展開で…戦慄した。
社内の後継者争いを巡る不正疑惑も持ち上がり、前シーズン以上にダークな面も。
どんな可愛げなキャラクターたちにも心の闇やどうしようもなくダメな部分があり、それをリアルと漫画描写の狭間で包み隠さず描いてくる。
悪気はないが子持ち社員の事情を理解しない上司、効率化についていけない上司、「お前のために頑張ってる」と仕事に没頭して独善的になるパートナー。
極端な描かれ方に見えてどれも身近なあるあるネタを含んでいて、毒気の強いキャラクターにも好感を持ててくる。
1シーズンを通してカタルシスもあり、伏線の回収や烈子のデスボイスもしっかりと生かされる。
烈子は目立ちたくないだけであって、いざとなるとめちゃくちゃ優秀なんじゃないか…ハイ田や只野じゃなくても惚れるわな。
ヘタレでめんどくさいハイ田、もう目を覚ましたと信じてるぞ。
不満点はゴリ部長の出番が少ない、メタル要素が少ないくらいかな？
トン部長一家の株は爆上がりでしたよ、次シーズンも楽しみだなぁ。
