武者鬼

精霊幻想記 第1期の武者鬼のレビュー・感想・評価

精霊幻想記 第1期(2021年製作のアニメ)
4.0
転生とはまた違う異世界の記憶を異世界人が得るタイプの異世界転生物で
今期はあくまでそこの差異にはあまり触れられないです、そこに触れるのは2期からですね

上の説明を聞くと普通の異世界転生物と何が違うのかが分からない人もいるだろう
記憶の上書きというやり方は異世界転生ではないがわかりやすい例がシュタインズ・ゲートのタイムリープ装置だ
ただしあちらの場合は元の人間の記憶を完全に上書きしてしまうため先ほどまでそこにいた人間は実質消去されてしまう

こちらの話ではそうではなくあくまで前世の記憶のような形で突然あるとき思い出す形になっている
この手法はとても面白いあくまでどちらの記憶を信じるかはその人間に委ねられているからだ
今までの自分の世界を信じても良いし、あくまでも前世の記憶が正しい自分だと思い込むのもいいのだ

おそらくこの世界には似たような境遇の人間がたくさんいるのだろう
食文化や衣類など多くのものが前世の世界のものに酷似したものが多い

話は無職転生のように暗い話もあるがそこまで暗すぎずに立ち回るのも幅広い人に見やすい作品になっていると思う

とても面白い作品だと思うので2期も期待したい
武者鬼

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