さうすぽー

コードギアス 反逆のルルーシュのさうすぽーのレビュー・感想・評価

4.5
自己満足点 88点

自分が子供の頃に1番ハマった作品の一つ。放送当時の自分は今作のせいで中二心に目覚めてしまってました(笑)

主人公のルルーシュは自分の使命や他国に支配された日本の現状を変えるために様々な行動を起こしますが、他のガンダム含めたロボットアニメとは違ってヒーローではなく寧ろ悪役として描かれるのが特徴。でもだからこそ魅力的です。

今作の解説によく指摘されますが、主人公のルルーシュやスザクのキャラクター性やストーリーは間違いなく米国9.11テロの影響を思わせます。
当時はそのテロ事件以降で正義と悪の構図が曖昧になってしまい、それが「仮面ライダー龍騎」や「ガンダムSEED」に反映されてました。
今作もその影響をもろに受けるだけでなく、イラク戦争も経た後の内容でありました。
ゼロ(ルルーシュ)率いる黒の騎士団の起こす行為を純粋な"善"として描かない所が素晴らしいし今作における一番の成功理由だったと思います。

政治、戦争、ロボットアクション、学園等、どれを取っても面白い作品でした。