サルサ

チェンソーマンのサルサのレビュー・感想・評価

チェンソーマン(2022年製作のアニメ)
4.5
かなり良かった。

結構重篤な藤本タツキファンなので、当初は期待もありつつ不安もありつつ……で見ていたけれど、結果的にはかなり満足度高いアニメが見られたと思う。演出面は原作後半のトーンを初期から採用して作られていたと思うけれど、自分がチェンソーマンのアニメに期待するものはどちらかといえばそうした静謐な見せ方だったのでかなり解釈一致したアニメ化だった。1クールとしても1話の因縁をきっちりラストで解消する構成になっているし、(というかここで切るしかない)後半原作以上に姫野の存在感が増しているのも最終回ED後のシーンの破壊力増加に一役買っていた。

映像的には全話通して圧巻のクオリティだったと思う。1クールこの精度の絵で走りきったのは、TVシリーズとしては頂点に等しいクオリティなんじゃないかと思う。もちろん線の量、絵の情報量が多いことが唯一の正解とはまったく思わないけれど、それでもこれをやりきること自体が作品のパワーに確実に繋がっている。アクション面も強力なメンツが揃ってるだけのことはある出来で、とくに後半のサムライソード戦全般はCGアクションも作画アクションもとても良質でずっと見所だった。話数的には4、8話が圧巻。画も音楽使い等諸々全部の完成度が高い回だった。他にも3、9話の田中宏紀作画監督回の絵力、12話の空間使ったアクションの見応えなど印象的な回もたくさん。

今後も同じ体制・クオリティで作ってもらえるのかはわからないけれど、特に今回の演出のアプローチって後半になればなるほど活きるものだと思うので、個人的には是非同じチームで作りきって欲しいと思う。
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