映画のようなコマ割りが魅力的な漫画をアニメ化するにあたって、そのコマ割りをそのままトレースしたら、あくまで漫画という媒体だからこそ"映画のよう"だとはしゃいでいたものが、チグハグひなってしまうことは明白であるからにして、それをどのように映像にするかをとても聡明に追求していたと思う。過程を描くことの喜び。
カメラをグルングルン動かしつつも人物の動線は整理されて見易い躍動感に溢れたアクションシーンはもちろん、マキマ襲撃や、両腕を切り落とされたデンジを捉えたローアングルがイカしてた。
作ってる人たち姫野先輩好きすぎだろというくらい姫野先輩を丁寧に描いていたからか、アキの手を伸ばしたデンジからウサギさんの形に切ってあげた林檎を遠ざける仕草は、「杏仁豆腐、いらないなら貰いますよ」の時の姫野先輩の挙動が感染ったものなのかなとか思ったり。
エンディングは女王蜂とVaundyが好きでした。