【登場人物について】
いままでのガンダムらしさ(未来を紡ぐ男と女の物語)から一転、
受け継ぐ者としての父と子の描写がめっちゃ好き。
想いを託し死したバナージの父や、
戦場でバナージの父親役を勤め上げ道を示した男達、
また対比として、
同じく戦場の父に魂を救われたプルトゥエルブ、
男社会を憎むビスト財団のマーサ、
器ゆえに何も持ちえなかったフル・フロンタル
が、各陣営に配置されてるのが、あまりにも美しすぎる。
【物語に対して】
ユニコーンは完全初見で観たが、
ファースト除く宇宙世紀で一番好きかも。
フル・フロンタルとバナージの歴史/未来旅行は、
ララァがいった「時が見える」やアムロの「時間さえ支配できる」の可能性とその限界ついて、個人的な解釈と完全に解釈一致していたので滅茶苦茶に好き。
また、
Z以降の過剰なオカルトは存続しつつも、
「人はいま戸口に立っている」
「いつか肉体を持ったままそこをくぐれるときが来るのかもしれない」
「この虹の彼方に道は続いている」として、
人の未来を信じる道を選ぶにあたって、
必要不可欠な演出でもあったし、
何より物語として美しいのでオカルトも受け入れられた。
もしかするとGQuuuuuux含め既存の宇宙世紀シリーズの中で最もファーストに対するアンサーとして完成してるかもしれない。
【その他】
っぱザクIスナイパーは機体も搭乗者もいぶし銀でカッケェな。
ユニコーンのメカニック描写はめちゃくちゃゴージャスでホント好き。
オードリー・バーンの名前の由来、
まさかの江戸川コナンスタイルはさすがに草