にしや

母をたずねて三千里のにしやのレビュー・感想・評価

母をたずねて三千里(1976年製作のアニメ)
5.0
一番好きなアニメのひとつ。
今更ながら見といてよかった。高畑勲すごい。BDBOXはよ出してくれ。

入り組んだジェノバの街、山も谷もないアルゼンチンの荒野、広大な塩の海、出てくる情景の美しさがえぐい。レイアウトの力がやばい。宮崎駿天才やんけとなった。

「さようならバイアブランカ」の回、辛抱たまらずメレッリを殴り倒すペッピーノにはグッときた一方、母に会いに行くマルコを見送るメレッリの姿に、自業自得とはいえもう二度と故郷に帰れない彼が哀れで泣いてしまう。

ドメニコ役の増岡弘、マスオさんやジャムおじさんと同じ声なのに見事に子憎たらしい男を演じきっていて(声優ってすごい!)と衝撃を受けた。

「かがやくイタリアの星一つ」の回はタイトルだけで泣いちゃうよ。
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