このレビューはネタバレを含みます
今年の夏休みは鋼の錬金術師を全話見たいと思いHuluお試し期間で見ました。
10日かかったけど実質2.3日連続で見続けて最終話の64話へ。
最後の方の中央司令部付近での戦い(日食開始後)では「もっといい手があるのでは…」とか「これはぶっ飛びすぎでは…」と思う設定もあったものの、61話付近から涙無しに見られず。
特に62話のホーエンハイムの心情から、グリードの捨て身で仲間を守る姿、兄を信じ真理に飛び込むアル、盲目でも未来を見るマスタング、平和な世で大きくなったエリシア、アルの世界へ学びにゆく姿、エドとウィンリーの関係…などなどもう60話超追いかけてきたからこそ押し寄せる感動、涙が多すぎる。
ここまで感情が揺さぶられるアニメはそうない。シンエヴァを超えて揺さぶられた。
長編に及ぶ大作、複雑にキャラ同士の生命が感じられ、尚且つそれぞれの関係が絡み合いそれぞれが命を賭して仲間を守り、互いに成長した姿があったからこそ。
キャラが生命力に溢れた作品だったと思う。
確かにグロテスクで途中気分が悪くなるシーンもあったが、それを覆す感動と涙に包まれる作品だった。
推しのマスタングの動向が見たいからという理由で見始めたものの、エド･アル含む作中全ての人々が生き生きと動き回る作品に感動した。誰一人として脇役が居ない、それぞれが画面の中で生きていた。アニメの名作を見たと思う。
