Pocalishead

B: The BeginningのPocalisheadのネタバレレビュー・内容・結末

B: The Beginning(2018年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

さすがProduction I.G!
めちゃくちゃ面白い!

スケートボードを乗り回すイザナミが呟いているのは、中原中也訳、ランボーの詩集の中の黄金期というものらしい。
『声の或るもの/天子の如き!/厳密に聴きとれるは/私に属す/酔と狂気とを/決して誘わない/かの分岐する/千の問題/悦ばしくたやすい/この旋回を知れよ…』
ギルバートが言う『それは輪廻のように繰り返し、永遠に続いていく、消せないコードをお前に刻む』に近い意味だと勝手に解釈。

キースが解読した碑文の『二人の巫女の書』の、巫女のうちの一人がイザナミのことだとわかったときは鳥肌経ちました。BLかよと言えばそれまでですが…

黒羽がマーケットメイカーから呼ばれていた『ローエングリン』はアーサー王伝説に出てくる聖杯王パーシヴァルの長男で、父親の後継ぎをする騎士のこと…?
この伝説がB:にそのままそっくり反映されている訳ではない様

『白鯨』という小説は、世界十大小説で有名なものだそうです…小説は全く読まないもので、知りませんでした。ONE PIECEに出てくる船の名前や、スターバックスの名前の由来にもなっているとか

色々考察しながら何周も観直すほど好きだったのですが、2ndで一気に冷めてしまった…(;ω;)

監督のインタビュー記事も読み応えあってお勧めです!
私は残響のテロルよりも断然B派です◎