にゅき

NANA-ナナ-のにゅきのレビュー・感想・評価

NANA-ナナ-(2006年製作のアニメ)
4.7
とっても良い内容だった。
あと登場人物イケメンでありがたい。
キャラ設定がしっかりしているから、推しが見つかるはず。

もうこれで完結なのかな。
だとしたら謎が残りすぎだけど、それもいいでしょってことで続編を描かないのかな。

私自身、奈々と性格が正反対で、最初のほうは奈々みたいな性格は人生楽しそうだよなぁ、うらやましいなと思って見ていた。
でも、奈々のような性格だからこそ掴み取れる幸せや残酷な壁があって、考えさせられる内容だった。
モテるから幸せ、彼氏がいるから幸せ、楽観的に物事を考えられるから幸せ、明るい性格だから幸せと言う事は一概には言えないのだなと思った。

アニメだけどとっても人間味があった。
キレイ事が描かれていなくて、しっかり現実味もあり、メッセージ性も強く、考えさせられる場面が多い。
人間は、未熟でなかなかうまく噛み合わないし、間違いもたくさん犯してしまうものだと思った。
そういった内容の話を、音楽の世界(バンド)を舞台にして描いているのがいいなと思った。
普通に歌もいいし、ブラストとトラネスという名前もいいし、細かい描写がおしゃれで見ている側はワクワクするし気分が良い。
登場人物がほとんど芸能人だから、(インディーズ時代があれど)一般人である私からしたら遠い存在の人たちの話になるけど、考えてることや感じること、陥ってしまう状態が、どんな人に対しても当てはまることだから視聴者との距離感が近すぎず遠すぎずでよかったと思う。
身近な話すぎても特別感ないし(個人的にはキャラに憧れ要素があるとワクワクする)夢物語すぎても心にここまで刺さる事はないと思うし。

作画から昔っぽさを感じるが、編集の仕方や、音楽の選び方、言葉の選び方がとても美しかった。

女の子は、奈々とナナやレイラに自分を重ね合わせて自分だったらどうするんだろうと考えるだろうし、男の子だったらレンの気持ちやタクミ、ヤス、ノブ、シンの気持ちも理解できるのかな?
たぶん、自分と同じタイプのキャラ見つけられる。多種多様すぎて。

※以下ネタバレ含む


レンが死んだ事は、原因はいろいろあっただろうけど、レイラに会いに行くときに亡くなってしまったことがキツい。
ナナに会いに行くためだったら視聴者的には心の整理がついたが、、、
レイラがナナに「私のせいなの」と言っていたが、それ以上言わないでくれてありがたかった。
事情を知らなければ、車の中にナナの誕生日プレゼントが置いてあったから、ナナに会いに行こうとしてたんだと思えるだろうから、、
作中、レンはめちゃくちゃイケメンで人気者に描かれていたが、事故で亡くなってしまったときの体の状態がめちゃくちゃになっているという描写が、生前のレンと対照的で余計に心が痛かった。

矢沢さんはなぜレン死なせることにしたんだろう、、
続きが読みたいけど、時間が経ちすぎていろんな考察も上がってるし、視聴者がそれぞれ考えて想像してくださいということなのだろうか、、

追記

どこまでがアニメの話で、どこまでが漫画からの話か忘れちゃったからごちゃごちゃになってるかもしれない。
レンってアニメの中で亡くなったっけ。
とりあえず、アニメだけだと謎だらけだったので、漫画買って読みました。
それでも謎は残りましたが。

また実写化するなら 希望俳優

タクミ 松田翔太(若い頃の笑)
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