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鬼滅の刃のRenのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃(2019年製作のアニメ)
3.5
個人的には、主人公が強くなっていくまでに至る心理描写であったり、禰豆子を人間に戻すという最終目標までにおける謎が解き明かされていく模様、伏線が回収されていく模様などが見たかったのだが、それが弱いと感じた。初めから禰豆子を人間に戻す為に何をすれば良いか、ラスボスは誰なのかが明記されてしまっているのはどうなのかと思った。
また、鬼が悪、鬼殺隊が正義という二極構造が最後まで続く為、鬼を殺す際の心の葛藤であったり、自分らがやっている行為は果たして正しいのか といった描写は殆ど無く、その割には鬼を殺す度に毎回元人間である鬼の悲しい過去などが挿入され同情を誘ってくるため、どこが盲目的で中途半端な正義が気持ち悪いと思ってしまった。
しかし、このような単純明快な構造であまり考えなくても良いストーリー、世界観とufotableによる最高峰のアニメーションが万人に受ける秘訣なのかなと感じた。
そのような展開が18話までずっと続く為正直面白いと思えなかったのだが、19話では主人公の過去などが掘り下げられ、新たな技が使えるようになったり、演出なども相まって王道ではあるがとても面白かった。そこからは柱や十二鬼月という更なる壁の存在が出来て、なかなか先が気になる展開だと思った。
個人的に惜しい点は沢山あるが、ヒットする理由も分からんでもないと感じた。
もし時間があったら映画も観ようと思うし、2期に期待。