このレビューはネタバレを含みます
日本歴代興行収入第1位を達成し、世界中をも席巻の傑作『（劇場版 鬼滅の刃）無限列車編』を、新規エピソード、新カット、新OPEDで新たにTVアニメーションに再編集した新バージョン。
オンエア前に劇場版は地上波放送されていて、そういう意味では見比べられる利点はあったんでしょうね。
ただ、もっとやりようはあったように感じます。
大元の話自体を変えることは出来なかろうと、煉獄さんの視点を増やせる余地はあった気がします。歴史的大ヒットの劇場版への配慮ゆえか、ちょっとそこに縛られちゃってる感じはしちゃいましたね。
ただ、歴史的大ヒットと何回も言ってるように、大元の話自体はやはり惹きつけられますね。
最初はやたら大声で、よく分かんない煉獄さんが、実はスゴい心の広さと備え持った人間で、苦難に対して背中を向けずに挑み続ける強さもあった。けれど強さを押し付けず、それどころかケガを負った炭次郎たちを気遣って、生きることを優先しろと強く告げる頼もしさ。
死ぬにはあまりに早すぎるって、やはり思っちゃいますね。
無力感に打ちのめされても、託された人間としてその覚悟を涙で誓う、炭次郎たちの姿にも、やはりグッとさせられます。
何もできず、出来たとしても、今は雀の涙ほど。
でもそこから新たな一歩を、今日から邁進していこう。
哀しいですけど、夜明けのシーンと相まって、響きます。
遂に現在「遊郭編」がオンエア中で、勿論見てます。
このパートも漫画で何度も読みまくってるほどですし、信頼できるスタッフ・キャストの皆さんも続投ですし、最近の回を見てて、やはり不安は無いですね。
是非このまま最終章までアニメーション化をしてほしい！
