漫画未読。
短期間でシリーズ全話を最新話まで。1話から号泣するも、昔スタンドバイミードラえもんを観た感覚に似てた。感動エピソードを詰め込んだお重箱。条件反射の感動と涙。
シリーズ全体に通有してた、漫画の映像化で一番苦手な結果構文の様な台詞の最たるもので、視聴者に何も託せてない。
どの角度からもライトが当たった結果、影も生まれず余白もない。
こちらは想像力いらずで、ナポギストラー博士が発明した移動式カプセルみたいに感動まで一直線の自動走行。
その気持ちよさが刺激だけを切り取る現代の人気の一因なのか、知らん間にみんなあのカプセルの中で世界を見てる。
ちゃんと売れる作りをした結果なんだからこれもひとつの正しさだし、アニメーションの安定感と迫力もすごい。
無惨のバカっぽさと、やっと回想で同情しづらい鬼が出てきたのが良かった。加害者がかつての被害者なのは忘れてはいけない視点だけど、そればかりだと一辺倒。