このレビューはネタバレを含みます
最初に原作読んだのはコロナ禍の引きこもり時期で、アニメを見たのも無限列車編が最初だったんだけど、そのクオリティーの高さに驚いた記憶。
この春から柱稽古編が始まるってことで、久々に原作読み返したらやっぱり面白くて、今更過ぎるけど、最近立志編の1話からアニメ全部ちゃんと見ました。
改めて、アニメの出来の良さに感動!
その流れで今回の柱稽古編はリアルタイムで追いかけたけど、こんなにアニメ放送を毎週楽しみに待ち遠しかったのって大人になってからは初めてかも。
そんな上がりきった熱量の中見た柱稽古編最終回で、興奮は最高潮に!
無限城突入へのワクワク感が、最高のクオリティーで堪能できて幸せでした。
話の展開も結末もわかってるのに、素晴らしい原作にアニメの表現力や音楽、声優さんの演技が追い風になることで、こんなにも圧倒される。
原作ではあっさり目なシーンでも、アニメでは余韻もでるから、より感情的になりやすく、ワクワクドキドキ楽しめるのかなと。
私は漫画作品は基本的に原作から入りたい質なので、内容知っちゃってる前提からアニメまでちゃんと見る作品ってなかなかなかったのですが、本作のようにアニメで見ることの楽しさや良さを存分に感じれることは素晴らしいなって改めて思いました。
『進撃の巨人』のアニメを見たときも同じような感覚でしたね。
原作第一主義なので、鬼滅に限らずアニオリはちょっと苦手なのですが(私はアニオリは原作補完と捉えられなくて、作者以外の解釈が入ったみたいな気がして、作者以外の解釈を見せられてるように感じてソワソワしちゃうので。流れも変わっちゃうし。)、柱稽古編もアニオリ部分は間延びしてるな…とは思ったけど、まぁ引き伸ばさないと半分くらいで終わっちゃいそうやし仕方ないんかな。。。
特に時透くんと宇髄さんの稽古は一話丸々使っててやっぱ長いなって感じたな。
原作だと確か数コマしかないシーンだし。
二人とも好きだけど、二人の活躍が嬉しいより上記の理由でずっとソワソワしちゃって私はあんま楽しめなかったな。
あと、こんなにクオリティーの高いアニメを原語で理解でき楽しめることに、日本人で良かったなとも改めて思います。
興味本位で原作やアニメの英訳版を見てみたら、やっぱりどうしても日本語独特の意味合いとかニュアンスとか、この訳だと直訳すぎて真意が伝わるんかな?って感じるところも多々あったりしたので。
煉獄さんのよもやよもやとか。
海外でも鬼滅は人気らしいから、気になるところ。
特に鬼滅は独特な言い回しや台詞も多いし、それが魅力だったりもするし。
それでも海外でも人気なのはすごいなって、勝手に嬉しく思ったりしてます✨
柱稽古編は原作でもあっさり目だったし、8話なんてあっという間で物足りない!
無限城編は劇場版三部作とのことで、楽しみ過ぎるけど、いったいいつ公開なのか。
完結まで数年かかると思うと、ほんと焦れったく逸る気持ちが抑えられない!
無限列車編の感想でも書いたけど、鬼滅の良さは、あの潔良い程の展開の早さと、ストーリーやキャラクターの背景に余韻を残しながらちゃんとピークで完結したところ。
個人的に、とても面白い作品でも、長期に渡り過ぎてタイムリーについていけないものも多く、熱量をなかなか維持出来ないので。。。
鬼滅はキャラクターの過去とか、もっと掘り下げられそうなエピソードも蛇足だと言わんばかりにスピーディーに話が進むので、全く中だるみしない。物足りないって思う人もいるかもだけど、私はこれくらい潔くスッキリ完結されたほうが、一つの作品として愛しやすい。
完結していないと、一つの作品として評価しにくいってのもありますが。
鬼滅は悲惨な背景を持つキャラクターばかりですし、正義の戦いと言うより復讐劇ではあるのですが、鬼との戦いを通してが炭治郎たちから他者を思いやる温かさ、痛みを共感し、痛みを知っているからこそ優しくなれたり、慈しむ心を育てたりできる、そんな人と人の繋がりの尊さみたいなところに触れられる作品だと思います。
あと、どのキャラクターもちゃんと欠点もあるのがそれぞれの個性にもなっているし、愛すべき要素になってるのも良い。
ちなみに、どのキャラクターも好きですが、一番のお気に入りは不死川兄弟。
無限城編の戦いが楽しみ過ぎる!
辛抱強く、楽しみに待ちたいと思います!