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鬼滅の刃 柱稽古編のmatchypotterのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 柱稽古編(2024年製作のアニメ)
4.2
よし、追いついた。

と言うか、この『柱稽古編』、8話しかなかったのか。あっという間に観てしまった。前レビューの120話近い『ドレスローザ編』に比べたらもう一瞬だった。

禰󠄀豆子がついに陽の光を克服した前シーズン。
そのことで鬼舞辻無惨ら鬼勢力がついに禰󠄀豆子目掛けて本格始動してくる、となり、ここでは鬼殺隊、その幹部の柱達がその準備をすべく稽古をする。

その8話なので、あまり大きな動きがないと言うのが正直なところではあるが、鬼舞辻無惨と鬼殺隊を創設した家系のリーダー産屋敷がついに退治することに至るという、“1000年の因縁”がここに描かれる。

あいかわらず、この1話と8話の画力。
もはやアニメというより、2Dと3Dの間のような、そして、雰囲気はPSとかのゲームのアニメーションのように迫力が半端ではない。

1話の鬼の屋敷、8話の産屋敷亭。
もう、オープニングからして纏ってるオーラが違う。
1話は映画館で観たけど、8にしても「あ、ココは来るな」みたいなワクワクが爆発する。

その過程は炭治郎が前回の壮絶な戦いの傷を癒しながら、柱のところを巡業していく話なので、真面目な稽古のシーンもあるけど、嵐の前の静けさならぬコメディ感もあり、とてもホッコリする。

コメディタッチのところ、炭治郎が目玉飛び出てアホな顔になるヤツ、あれ、前から好き。

コメディ担当の筆頭である善逸が好きだけど、今回はここでは意外と見せ場がなくて、彼については次への布石感が漂う、そこがまた良い。

いよいよコメディ担当から脱却し、ここまで“巻き込まれ系”での成長から使命感を帯びてくる彼の勇姿が早く観たい。

全体的に“ここからだ”感があるので、ラスト以外は壮絶感はないけれど、柱が集い、産屋敷が語り、鬼舞辻無惨と退治するだけで、鳥肌が立つような重厚なシーンの数々は、やっぱり観てて楽しい。

この8話目はもう「キタ!待ってました!」とばかりに勝手に気が引き締まり、自分が座り直してることに気付く、ワクワクして圧倒された。

まさに“ここから”最後の佳境へと突入、か。
コミックから映画から、と引っ張り過ぎてるけど、アニメでもちゃんと最後までついていくつもり。

だから、次、早くして。お願いします。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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