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からかい上手の高木さん2のKEiGOのレビュー・感想・評価

からかい上手の高木さん2(2019年製作のアニメ)
4.0
1期を”余韻”とするなら、2期は”前進”といったところでしょうか。
「あれ、もしかしてあの子も自分のことが…?いやいや、そんなことはないでしょ。うぬぼれすぎだよ。」みたいな妄想の余白を残した駆け引きが繰り広げられたのが1年生(1期)でしたね。しかし、時の経過と共に二人の関係性も変わっていきます。2年生(2期)では、お互いの”好き”が不確かなままではあるものの、大切な存在であることを再認識させるようなエピソードが詰まっていましたね。少しずつ高木さんへの想いを自覚し始める西片の過程が丁寧に描かれていたと思います。僕は原作未読なのですが、夏祭りは結構ターニングポイントなのかな?あんま変わってなかったとしても、西片から歩み寄り始めたきっかけにはなってるからいいのかな笑

”余韻”と”前進”と評しましたが、個人的には”余韻”の方が好みでしたね。両想いなのに好きが確定していない、あのどっちつかずの一番楽しい状況を追体験させてくれるような”余白”や”残心”が1期にはあったかなぁと。それと比べて2期は「こんなんもう確定演出やん!」が増え過ぎちゃって、そういう意味で僕がこの作品に求めるドキドキとは少し変わってきたかなと。勿論、前述の通りそれは二人の関係値が累積しての変化なので、前向きな”前進”なのですが。端的に言うと、「もっと妄想したい!」ってことですかね笑

1期から名物になっている高木さんが歌うラブソングのエンディング。コバヤシくんやってたなーと思ったらプリキュアになったりエルフになったりサーヴァントになったりで歌う機会が増えたからか、りえりーの歌が上手くなっちゃって…笑 "高木さん"としては1期の方が好きだったかな~笑(正確には『魔法つかいプリキュア!』も『Re:ゼロ』も『FGO』も『高木さん』より前なんすけどね)

余談ですが、(これも放送時期的に1期の時には既にそうなんですが)西片のモノローグの康一感が増してる気がする…笑
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