漱石枕流

カレイドスターの漱石枕流のレビュー・感想・評価

カレイドスター(2003年製作のアニメ)
3.9
オープニングで、アニメがすごく好きだった10代の頃のときめきを思い出した。それはここ数年の作品を観たときには感じなかったないものだった。

あと、よく動いていると感じる。最近のアニメは絵は綺麗だけど動きが少ないので、その点でも昔の作品の方が自分に合っていると感じた。
私はアニメは子供のものだと思っている人間なので、本作みたいなシリーズの方がしっくりくるのだ。

アメリカを舞台にして、あこがれのサーカスの舞台に立つ少女の話。佐藤順一さんは女の子向けアニメを数多くヒットさせてこられた方なので、とてもらしい作品。のっけからかなり無茶な展開になる(練習はおろかオーディションを受けずに本番出演)なんてのも、微笑ましく感じた。

途中から、カレイドステージ自体が危機に陥る展開へ。波瀾万丈すぎる気がするが、主人公はその事件に埋もれてしまうことなく活躍が描かれて焦点はぶれない。全体を通して、とてもおもしろかった。

ひとつ残念だったのは〝幻の大技〟に名前がなかったこと。レイラにしかできない技に〝ゴールデン・フェニックス〟というのがあるが、そういう名前が幻の大技にもほしかったと思うのだ。

2023/05/23-06/08 FOD(#1-17)  06/09-17 バンダイチャンネル(#18-26)

P.S. 冒頭の「さあ、カレイドスターが始まるよ! カレイドスターを観るときは、部屋を明るくしてなるべくテレビから離れて観てね」というナレーションが後半から各キャラ持ち回りになるが、ジョナサンが担当になる回があり、何を言っているのかわからないのが笑えた。意味ないじゃん! って・・・
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