ポルンは最初、のっとり的なイメージを背負っていたと言える。プリキュアが危機に陥っているのに際し、「プリキュアをいじめちゃダメポル〜」と言ってパワーを強引に授けプリキュアは敵を浄化する。そこに何かしらの決断があるわけではなく、ある種の身体の乗っ取りに近い。だが逆にそれがあるからこそ、マーブルスクリューをする時には、彼女たちの想い合うプライベートな規則が全面に浮き彫りになるのだ。そんなポルンが成長し、ルミナスの力になるっていうのはちょっと感動する。自助努力できるようになったね。プリキュアしてるね。
追加戦士でいるようで、プリキュアではないルミナスはおもしろい。そう、彼女はプリキュアではないのだ。同じコミュニティにいるようで、実は違う。それはバンクにも表れている。2人のバンクは2つで一つだが、ルミナスはその後にバンクが展開されるし、多くの場合ひかりがルミナスになるのはブラックとホワイトがピンチの時である。フレッシュ以降、追加戦士のバンクは従来のものに組み込まれるのと比較すると彼女がプリキュアでないという事実がよりはっきりとわかる。ブラックとホワイトはルミナスを守る騎士であり、ルミナスはその騎士らがピンチの時は補助をする。このような関係性であるからこそひかりは、なぎさとほのかのコミュニティに所属していながら2人の熟れた関係性を邪魔していないのかもしれない。