“この館にはまだ“秘密”がある”
ヤングジャンプで連載中のソウマトウさんの同名漫画をCloverWorksさんでアニメ化したシーズン2。前作のスタッフ・キャストが再び結集したのみならず、さらなる新規キャストも加わり、文字通りにパワーアップ！
シャドーハウスにまつわる謎を調べるエミリコとケイト。しかし館に潜む謎は根深く闇に閉ざされている。ケイトは同じシャドーの同期に協力を仰ぎに行くが……。
1期でも登場した同期シャドーとの関係性、エミリコやジョンといった人形たちの出処と、仄めかされた要素をさらに掘り下げていくストーリー。そこに潜むあまりに哀しい悲劇と喪失、分断と、ドラマ面でも1期を凌ぐディープな作りになっていて、特に嫌味なキャラ印象のバービー、バーバラが見事。暴力的で高圧的な性格に至る訳、過去があまりに哀しすぎて、印象が変わりました。これまでは強権的な存在なんだと思っていたら、実は誰かに「支えられて」「守られていた」方だった……その事実を知った時は一気に切なくなりましたし、EDに“成る程……”って思わずにはいられません。まさか二人がここまで大きなキーパーソンだったとは……。
それ以外でもおなじみケイトとエミリココンビの掛け合いや、シャドーの同期とホントの意味で交流していくケイトの成長、エミリコに許されない想いを抱いてしまう者（ここが一番最高でした！）……キャラクターの成長もホントに1期を凌駕ですし、黒幕との哀しい戦い、別れは胸に刺さりました。エドワードの出番が減っただけでこうまで変わるとは（オイ！）ｗ
作画は勿論、アニメ自体も非常に完成度が高く、1話1話も安定して、改めてプロはスゴい。すす能力での攻防は思わずドキドキするほどですし、今回も知略を駆使したバトルが詰まってましたので！
でもまさかあんな最後になるとは思いも寄らなかった……。まだ続きはたっぷりなので、3期も実現してほしいが、実際続編決まった時は期待値絶対上がるな。
だってまさか、こんなに素晴らしいとは思わなかったので✨
