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機動戦士ガンダムSEED DESTINYのTrainのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年製作のアニメ)
4.0
賛否両論激しいSEEDの続編。引っ掛かる所、飲み込めない所は確かにあるが、善悪二元論で片付けられない問題の提起はもっと評価されていいんじゃないかと。劇場版も期待してます。

以下思ったことテキトーに箇条書き

・シン君、普通に主人公してるじゃん。戦う動機はハッキリしてるし。10歳の子供相手にムキになるとか 、でっかいおこちゃまっぷりも最高。

・最初はアスランがキラと反目する展開があまり納得できなかった。混乱を齎すというアスランの言い分は分からないでもないが地球軍、ザフト軍、両軍とも戦闘不能して犠牲を減らすというのは前回もやってそれにお前も同調したやんけと思ったから。でもよくよく考えてみるとアスランはザフトの方からでしか物事を判断できていないことが分かる。そもそもアスランがザフトに戻ったのはデュランダルの言葉にうまいこと乗せられたからなんだよね。「平和を望むのは我らとて同じ。しかし思い通りに事を運ぶのは難しい。だから力は必要だ。この力(セイバー)を託したい。父親のことで悩んだ君なら道を誤らない。手続き上はザフトに戻ることになるが...」(うろ覚え)とうまいこと悪役に見えないようなセリフを吐いている。つまり、前作同様にアスランはまたも人の言葉が正しいのかどうか考えずまたも道を踏み外したわけだ。なるほどな。世界を平和にするという志が同じでも自身の理想を少しでも邪魔するならば「仕方ない」で殺すデュランダル。彼はアスランの気持ちが全くわからないのだろう。いつ何時も落ち着いた声。池田秀一を声に当てたのは正解。 

・「君は僕に似ている」がバックで流れる最終回のラストのキラとシンが握手する場面は泣く。

納得できない所

・シンとルナマリアの恋仲発展。流石に謎。

・明日を信じたレイを心中に巻き込むタリア艦長...

・シンがエクステンデッドの犠牲で悲しんだのはステラだけのことだけで、「お前達がいるからぁ!」と言って結局スティングを全力で殺しに行ったこと

・デスティニープランの具体的方法をあまり説明してくれなかった気が...

・善悪二元論では片付けられないのはよく分かった。が、ロゴスは敵じゃない!的雰囲気はちょっと違和感。
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