このレビューはネタバレを含みます
戦いが生む業の深さをガッツリ見せられる第一話から、平和的に変貌を遂げたザフトの姿にびっくりする序盤
主人公シンの立場になって考えると、デュランダルを最後まで信じきるのは必然ではないかと思えるし、俺も終盤までデュランダルを完全に信じ切っていた
打倒LOGOS宣言、平和のために必至だと信じたが、まさか世界があんな形になると思わず自分の浅はかさを痛感してしまう
ある一つの答えとして提示された計画も、もちろん反発を産んで新しい争いを生む
暴走する正しさと、それを止める正しさ
結局これを続けていかなければならない、という“誰も救われない”ラストがとても「人間的」に収まっていて、言われるほど悪くなくて納得してしまった
SEEDでカガリの言っていた「殺されたから殺して…、殺したから殺されて…。それで最後は本当に平和になるのかよ!」の答えは、やっぱりまだ誰にもわからないのか