このレビューはネタバレを含みます
いやぁ、PUNPEEが音楽で、ちょっと変化球なアニメかなぐらいで正直全く期待してなかったけど、これめちゃくちゃ傑作じゃないの。
リアル路線の群像劇サスペンスながら、お笑い、アイドル、ラップ等々他のエッセンスを加えながら、キャラそのものを動物にしてリアル過ぎない空気にしているのが絶妙な塩梅。
•••と思っていたら、最終話で小戸川が一家心中で生き残った影響で、周りの人たちが動物に見えるという病気になっていたという真相が明かされてマジで震撼した。
確かに、登場キャラがペット飼う話したり、マントヒヒの娘が猫だったり、ツメの甘いところがあったもんなぁ。
でも、殺人事件の犯人が最後にはわかるし、小戸川の家の押し入れの辻褄も合ってきたし、ほとんど回収していたけど、
ditch-11の正体と、田中と偽三谷ユキの繋がりだけが引っかかったまま終わってしまった。
１クールとコンパクトにまとまってるし、もう一周したい。
登場キャラはキャラ立ちしてて素敵なのだけど、とりわけラッパーのMETEORを起用して、終始ラップで話すヤノが濃くて良いな。
あと、カポエラ使いの白川さんも良い。実物が美人でこれまた良い。
この最終話に向かって回収されまくる伏線の数々は考えながら観たくなるし、一気見推奨です。
もしかしたら、見た目で損してるかもなぁと思えるのが残念。
また色んな人に薦めたいアニメに出会えた。
