つい

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-のついのレビュー・感想・評価

Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-(2021年製作のアニメ)
4.6
素晴らしいアニメでした。今のところ2021年アニメの中で一番好きかもしれない。AI(アンドロイド)とタイムトラベルというSF要素に「歌」という要素を絡めた近未来を舞台にした物語。事前情報なしで鑑賞したんで、予想外にアクション多めでビックリ。

まず映像がかなり奇麗なんですよね。ツヤ感のあるキラキラした絵がとにかく美麗で、テレビアニメでここまでのクオリティで映像表現が出来てることが本当に素晴らしい。
今後の日本アニメの一つの潮流となりそうな予感すらしました。

未来のAIと人間の全面戦争を避けるため、AIの過剰な発展・人間との衝突を妨げるといういのが大枠の流れなんですが、無機質な主人公のAIが色んな人間やAIと出会うことで展開される色濃いドラマも素晴らしかった。

100年間というとんでもない歳月をかけて「心を込めて歌う」という主人公AIの成長を観ていくんですけど、それぞれのエピソードがなかなかに切なくて悲しいのばかり。
また100年というスケールなので、主人公AIに絡んでいった人間がドンドン代替わりして絡んでいくというのも良かったですねー。

個人的には10話のマツモトとのエピソードが好き。

惜しむらくは、このアニメでは「歌」というのが非常に重要なテーマの一つで、たくさんのオリジナル楽曲が用意されてるんですが、本当に個人的な好き嫌いなんですけど、歌手の声質があまりツボに入る感じじゃなかったんですよね。

でも全体に映像表現良し、ストーリー良し、の大満足なアニメでした。
つい

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