『アイの歌声を聴かせて』(2021)と同年に、かつ先行して放送された「AIが歌う」アニメ、という情報だけ先に知っていた。
描き切っている。ツッコミどころは多々あれどそれを凌駕する面白さ、テーマの揺るがなさ、世界観のインパクトに圧倒された。
アイうたもVIVYも「歌うこと(手段)で誰かを幸せにする(目的)」というプログラム(使命)を持ったAIの話で、前者は目的を造詣深く、後者は手段を「心とは」という古典的テーマとも絡めて綺麗に描いていた。どちらも好きだ!
『イヴの時間』で人間の主人公を演じていた福山潤が今回サポートAIのサカモトを演じてるのも個人的に嬉しい
ところでサカモトの眼を強調したデザイン、浮遊する、おしゃべりなAIという共通点から限りなく天才ビットくんの箱二郎を思い出すのは私だけだろうか。無数のキューブが合体して別形態になるのも同番組後期のDNAが感じられ、懐かしくなった。