映画ビギナーわかめ

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)の映画ビギナーわかめのレビュー・感想・評価

ゲゲゲの鬼太郎(第6作)(2018年製作のアニメ)
1.0
社会問題を多く取り扱うが、決して深く踏み込むことはないし、問題の所在を誤認していることさえある。年金不正受給の回が特に最低だった。製作側は度胸があるのではなく単に無知なのだろう。
初期はまだいくつか面白いエピソード(社畜カッパ)もあるが、後半に進むにつれそれもどんどん減っていく。下手糞な社会風刺を見せびらかしたいだけのエピソードが何十話と続いたかと思えばいきなり最終章に突入し、やっつけ反戦思想で"形だけの"水木先生リスペクト、逃げるように放送終了する。
この作品を一言で表すとすれば「オナニー」。朝9時代から97週に渡り民営で垂れ流されるいい大人の公開オナニーである。