よつぎドール

終物語のよつぎドールのレビュー・感想・評価

終物語(2015年製作のアニメ)
4.8
意味なんてないわよ。意味なんて嫌いだもの。何もかも嫌いだもの。 嫌いと嫌いが嫌いで嫌いの嫌いへ嫌いな嫌いは嫌いを嫌い ――嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い!

老倉育につきるのが、本作です。

忍野扇との出会いでもありますが、なにより、老倉育です。

そだちリドル、そだちロストは珍しく怪異譚がありません。老倉育そのものの話が濃すぎるんですね。

育の陰キャ振りにはなかなかとっつきにくいかもしれませんが、私は斧乃木余接の次に老倉育が、好きです。

友達はいらない。人間強度が下がるから。

こんなコメントが生まれ、一匹狼として阿良々木暦が生きるようになった理由や、劣等生阿良々木暦が何故、数学だけは得意なのか、それが明らかになります。

実は老倉育以外にも、もう一つ重要な、忍野忍の400年前の秘密、初代眷属の話が明らかになる、超重要なお話、しのぶメイルも終物語には入るのですが😅

これは出来れば
つばさタイガーを見る
まよいキョンシー→しのぶタイム→しのぶメイルと見たら非常にわかりやすくなるので、そういう形で見て欲しい作品でもあります。

駿河と忍の本気の会話
人が人と会うことに理屈なんていらないんだよ!
という、シリーズ屈指の名シーンは、しのぶメイル第5話。

先輩にBL本とブラを買いに行かせながらも、忍にガチ説教するという、神原駿河という根本的には、真面目な少女をしっかり体感して欲しいです。

キャラクターコメンタリーは
そだちロスト
戦場ヶ原ひたぎ×老倉育
のこれがかなり爆笑です。

ロリコンビ
ロリコンビバージョン違い
忍、真宵、余接関連のコメンタリーはどれも当たりなのですが、
シリーズのコメンタリーでも、育×ひたぎは、かなりお気に入りですね?