はんそく負け

デジモンアドベンチャーのはんそく負けのレビュー・感想・評価

デジモンアドベンチャー(1999年製作のアニメ)
5.0
再見。やはり人生ベスト。序盤、デジタルワールドのぼやけた背景が良いな〜と思う。あと、あらためて見ると序〜中盤は空主役回が優れていると感じた。なんとなく凝ったアングルが多かったような。もちろん他も面白いんだけど。
お台場編では子どもたちだけでなく親たちの葛藤にもスポットが当たっていて、入り組んだ人間ドラマになっている。中学生くらいのときに見た際はこの辺に感銘を受けた覚えがある。なおベストは33話「パンプとゴツは渋谷系デジモン」。浦沢義雄の器用さが窺える傑作。前半と後半のテンションの落差を、20分強に収める芸当マジで感動する。
続くダークマスターズ編では、容赦なく部下を殺すピノッキモンが孤独な死を遂げる裏で、別働隊のミミと丈が仲間を探す決意をする。この対比を1話に収めているのが素晴らしい。あと、ここでの太一とヤマトはウルトラマンガイアとアグルだよなーと思うなど。「風よ!光よ!サーベルレオモン」とか、割と特撮パロディも多い。