幼かった自分にはホラーだった。
ノロイがまじで怖かった。
絶対的な悪であり、絶対敵うような相手じゃない。
トムに追いかけられてるジェリーのようなからかいや、冗談は通用しません。
主人公らとは対称的にノロイには心理描写などが全くなく、ネズミを狩る理由さえ分からない。だからこそリアルで不気味で恐怖の度合いが高い。
そのノロイに立ち向かう個性的な可愛いネズミ達を応援せずにはいられなかった。
仲間達のバランスが良く、それぞれが魅力的。声優さんも良いんですよね。
ノロイを倒す為の道中は困難ばかり。
他生物、自然の脅威、そしてガンバらからみた人間は恐怖で、これまたトラウマ級。
また風景描写も決してリアルではないが、妙に印象に残り、更なるトラウマに拍車をかける。オープニング曲は南国風で陽気だから明るい話かと思いきや、エンディングに映し出されるノロイの画。この落差に打ちのめされます。
間違いなく時代を代表する名作アニメ。