KEiGO

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャンのKEiGOのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflix先行公開分の12話を観てフレッシュなうちに、暫定的なレビューを綴っておきます。

まずめちゃくちゃ面白いですね!!!!!
徐倫役のファイルーズあいさんが興奮したツイートを投稿するのもよくわかる!
僕もめっちゃつぶやいてしまいました笑
漫画より「今何が起こっているのか」整理されており、とても観やすいですね。まぁ、6部はここからますます複雑になっていくので、まだまだ序の口ではありますが、それにしても観やすいと思います。

そして6部は映画『マグノリア』の影響を強く受けていることが分かります。
大河のような運命。この流れを変えることや堰き止めること、逆行することは誰にもできません。ジョジョにおいて、この絶対的運命論はとても重要です。

そのヒントとしてカエルの雨のシークエンスがあります。
有り得ない天変地異で"劇的"に流れが変わる。これを演劇用語でデウス・エクス・マキナと言います。
この状況を前にしてプッチは「カエルにスネイクが敗北するわけがない」と口走ります。ここが非常に肝!1クール目の終わりがこのエピソードたる所以です。カエルの雨という信じられない超常現象ですが、これはそんな確率的に有り得ないことも起こり得る運命の面白さ、不思議さの象徴とも言えます。したがってプッチは奇跡を、運命を信じることができていないんですな~。ゆくゆくこの姿勢が彼の敗北に繋がってくる…。それがこのデウス・エクス・マキナで既に示されている。ここが凄い…!荒木先生の構成の奥深さが詰め込まれてますね。

正直、6部は退屈な印象だったのですが、アニメを経て評価ががらりと変わった気がします。勿論、俺ジョジョが3部であることに変わりないのですが…笑
でもかなり好きかも!
3部、5部、6部の順で好きかも。

13話以降もめちゃくちゃ楽しみです!
それまでは6部を繰り返し観ることにしましょう笑
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