第二話、スイカ星人で、おそ松くんの映画をリメイクしたことからも、昭和アニメに還ろうとしているのは明白で。
一期のシャープでナンセンスで暴力的な要素を切り離し、二期三期のネット文化やキャラクターアニメの要素を切り離し、純真たる赤塚不二夫アニメの続編をつくろうとしている。
しかし、そこに残ったのは「お茶の間アニメに迎合した赤塚作品の“部分”」にすぎず、作家赤塚不二夫の"全体“をみた時にかなり実験的でパンクな存在であったことを忘れてはならないだろう。
レッツラゴンや後期のバカボンを読めば、むしろ藤田陽一の方が余程赤塚不二夫の後継者たる破壊力を持っていたように思う。
乱立しているノスタルジーだけでリメイクしたアニメに、おそ松さんも順応していくとは、、
一時代を築き、流行を巻き起こした作品とは思えない悲しすぎる結末だった。